またこれらの店は、作家何某〜が愛した店として語られることも多い。
中でも『神田まつや』は大通りに面していてちょくちょく前を通っていたので、
その度に「一度は入ってみたいねー」なんて話していた。
で、その機会がきた。
PM5:30で既に満席状態。一組帰ってちょうどテーブルを片付け始めたところへ着席する。
(蕎麦やだけは早い時間でも違和感ゼロってのがいいですな〜)
客層はほぼ熟年サラリーマンといった感じ。
それ以外は、一人で来て(相席にて)蕎麦を一枚さっと食べて帰る、なんて人や着物のカップルなどさまざま。
江戸時代、蕎麦やはこんな風に庶民的で気軽で、ちょっとわさわさした雰囲気だったんだろうなー
と想像するのも楽しい。まあそんなんで相席も違和感ないんだけど、ただ同じテーブルでタバコを吸われるとちょっとイヤかな・・
蕎麦やのつまみといえば卵焼きでしょう!と思ったけど、メニューに載ってない。
聞くと予約だという。すごいな、予約して食べる玉子焼きって。。
とりあえず、湯葉ととりわさを注文。
湯葉は特にあたりさわりなく、とりわさは大好物なのもあって、美味しかった。
そばがきは、かなり“もちもち”度が高いのに驚く。
そばの風味?という点ではイマイチなのかもしれないけど、なによりこのでっかさと独特のもちもち感はくせになりそうで好み。これぞ庶民の味。
ここで熱燗を注文。(風邪ぎみだし〜と言い訳しつつ)
わさびをちょっと乗っけたそばがきを、温かいつゆに付けて食べるのと同時に熱燗を流し込む。おいしい〜!
体もぽかぽかしてくるし、ほんと日本人に生まれて幸せ。(おおげさ?笑)
〆にもり蕎麦。
つゆが少し甘い&しょっぱいかなと思うけど、洗練というより江戸っ子の味なのか。
置いてあった地図をあらためて見てみると、これらの老舗ってちょうどデルタ地帯のように狭いエリアに点在してたんですねー。
「まつや」とよく比較される「神田藪蕎麦」もすぐ裏手というので、覗きに行く(笑)。
まつやが庶民派だとすると、藪蕎麦のほうがおされ〜かな♪
そこから歩いてすぐのところにアンコウ鍋で有名な「いせ源」。
こちらもこれぞ江戸!っていう佇まい。アンコウはこれからが旬なので一度行ってみたいな。
あの「近江屋洋菓子店」にもやっとこさ行くことができた。(ここは一番行きたかった♪)
まずこのマロンロール。上に乗っかってる栗と同じ大きさのが、さらに中にも4つ入っていて心底驚いた。
つまりこの普通より少し大きいかなと思う程度のケーキに・・・
なんとまるごとの栗が計6個使われてるっっ(>_<) ←しつこい
もちろん新栗だそうで、ほぼ加工(甘く煮たりとか)してないところも、ある意味驚き。
近江屋洋菓子店のすごさがなんとなく分かった気がする。。
プリンはスタンダードだけど、甘さは控えめ。
衝撃マロンもすてがたいけど、本日の一番はイチゴショート。
いい材料、真っ当な感じ、老舗・・というとNYのイーストビレッジにあるケーキ屋「Veniero's」を思い出してしまいました。