上海の街、特に市場があるストリートや居住区などを歩いているとお家に置いてある家庭雑貨の類に目を奪われてしまう。
懐かしさ漂うホーローのやかんやバケツ、色やけした鳥かごもいい感じだし洗濯バサミなどの小さいものにさえ目がいってしまう。
そしてなんといっても、道行く人が手に持っているポット!
赤や青、時にはレトロな柄つきのやつ。
それを持ってぷらぷらしてる様子がうらやましくて仕方ない。
家の前にイスを出し、このマイポットでお茶をつぎながらご近所さん同士のんびり談笑している光景をあちこちの街角でみることが出来る。
日本でも田舎にいけばこんな幸福な時間がまだ残っているのかもしれないが、都会ではすっかり失われてしまった光景。
見ているだけでほのぼのしてくる。
日常で使う機会ある?というのは置いといて・・。
このチープな感じいいよなあ。
中は一応普通の魔法瓶と一緒だが、コルクでフタをするだけのシンプルな作り。
確か15元くらいを13元(=約160円)に値切った。上海では値札が付いてないものは値切るべしと聞いていたので、(10円20円の世界だからそのまま払ってもいいんだけど)ちょっとゲーム感覚で値切ってみる(笑)
でもけして裕福そうとはいえない市井の人々の暮らしを見ていると、段々値切るのがイジメに思えてくるとダンナは言う。うーん・・そうかもしれないけど上海人(中国人)がそんなにお人よしとは思えないしなー。きっと値切っても儲けがあるものと思って交渉する。
さすがに一度下げてくれたら「もっと」とは言わないし、下げてもらったら大抵は買う。
買う気もないのに値切るだけ値切って、やっぱりいらない〜というのはあまりよろしくないそうだ。
中国に行ったらパンダものを買うのだ!!と色々見てまわるが、案外可愛いと思うものがない。
パンダグッズもっと欲しかったけど、GETしたのはこれだけで残念!多分楊枝入れ。
景徳鎮のマークが入っているけど(売り子のお兄さんがひっくり返してマークを強調するので分かった)
100円くらい(笑)
その辺で買い食いする時に100元は出しにくいので、何か買ってお金をくずそうとたまたまそこにあった服飾デパート?(アメ横みたいなとこ)に入る。
特に欲しいものはないしどうしようかな〜とウロウロしてたら、パジャマ屋を発見。
上海は(オバちゃんに限らず)パジャマで街を歩いてる人が多いという噂。冬だったのであまり見かけなかったが、確かにキルトのパジャマで買い物をしている人がいた。
コテコテのはちょっと家でも着れないので、白でシンプルなやつを購入。
55元を50元(=約650円)に値切る。
下にはく長パンツ付きだし、袖口にレースがほどこされてるのが可愛い♪
上海文物商店にて。
100年の歴史を誇る上海最大の骨董品の老舗。
国営で、由緒正しい鑑定済み品しか置いていないとのことなので骨董初心者でも安心。
お小遣い程度でなにか記念に欲しいなあって場合、手の届く価格帯も揃っているので買いやすい。
私も3000円位までの価格で・・、掛け飾りは3種類の書体と文章の中からチョイス。
昔っぽい絵が書かれた陶器は印鑑にまるつわる品らしいが、筆談だけでは分からなかった。
印鑑を入れておくものだったのか、朱肉入れだったのか?
蓮の花を持っている人、カゴから蝶々らしきものが飛び出てきてる様子といい・・
一体どういうシチュエーションの絵なのか想像できないところもいい(笑)
レストランで貰った領収書。
スクラッチになっていて、削ると何か書いてある。どこかで読んでクジだとは知っていたけど、どれが当りなのか当ったらどうするのかさっぱり分からない。
帰って
上海エクスプローラで調べてみたら、貰ったのは全部
『謝謝○(ni/悠に似た漢字)』(外れ)でした。
筆談をするために、主に小中学校で使ったなつかしの暗記帳を活用してみた。
まずよく使いそうな単語をあらかじめ書いておく。
「多少銭?」→いくら?
「太○(貴に似た漢字)了!」→高い!
「再便宜一点○(口へんに巴という漢字)」→もう少しまけて。
といった具合に、相手の顔をうかがいつつ紙をめくる。
このもう少しまけてまでの一連に、「まけてなんて、この子こんな中国語まで書いてるわよ〜〜!」(多分そんなことを言っていた・・)と店員おばちゃん達には大笑いされる始末^^;
しかしポケットにも入るし、恥ずかしながら実際これがなかなか重宝したのであった。
おしまい。
再見!上海。