土曜日はあいにくの雨だったが、日曜日は雨も上がったので、朝ごはんを食べていざAnnexフリーマーケットへ!
実は行ってみたいと思いつつ、なかなか足を運べずにいたので初めての潜入なのだ♪
23丁目の駅を出て、6Ave.をてくてく2分ほど歩くと会場が見えてきた。
1ドルを払うと、にこちゃんスタンプを手の甲に押してくれる。(このスタンプを見せれば何度でも出入りできるらしい)
お天気もまあまあだし、午前中からゆったりした気分で好きなものを探して歩くってなんか幸せ・・。
会場は思ったほど広くはないが、服、アクセサリー、家具・家庭雑貨、絵画などなどがなんでもござれと言った感じでそこらへんに並んでいる。
まずはざっと一周し気に入ったのものがありそうな店はあとでじっくり見ることにした。
周っている間、日本人を何人か見かける。NYでは日本人に人気の高いスポットが幾つか存在するようだ。(今回はタイムワーナーの地下、Whole Foodsでも結構日本人を見かけたなー、自分も日本人だけど笑)
ファイヤーキングやパイレックスが置いてある店もあったが、そんなに数は多くないようだ。
私は特にすごくアンティーク好きというわけではないが、よく耳にするオールドノリタケとはどんな感じの陶器なのか見てみたいと思っていたので、それとなく探してみる。
ふとピンクの縁取りがあるお皿が目に留まり(これはノリタケとは別のもの)、店主にこれは古いもの?などと片言で聞いてみるがなんだかよく分からない。
すると背後にいた、NY在住で日本人の年配の男性(長いな)が通訳して助け船を出してくれた。
古いものではあるが、実用には適さないらしい。ピンクの縁取りの上に光る塗料で花の絵が書いてあるのだが、この塗料が体に害を及ぼすと分かってから(この皿が造られた時代以降)は使用中止になったそうだ。知らないで買って使ってたら怖い話である。
この日本人男性、アンティーク陶器などに詳しいらしく、オールドノリタケが見つからないと言うと親切に置いてある店を何ヶ所か案内してくださったうえ、後ろをひっくり返して解説までしてくれた。実際に初めて見たオールドノリタケは、ちょっとダサさがかっこいい?みたいな、何て言っていいかよく分からないが味がある感じはした。
そのお方が、これなら20〜30ドルなら「買い」かな〜・・と言った花瓶は実際は70ドルくらい。総じてお高めのようである。
30分くらいお供していただいた後お礼を言って別れたが、こんなところでアンティークの勉強が出来るとは思わなかったので、ホント有り難や〜〜♪の体験だった。
結局欲しいと思うオールドノリタケは無かったが(買い漁られているのか、出る数が少なくなったらしい)もっと安かったら欲しかったなー。という2品。
あれー「Good Enough To Eat」で出てくる、ミルク容れと一緒だ!と思って後ろをひっくり返すと、ロイヤル・・・・・(なんとかなんとか。コペンハーゲンではない)。
よく分かんないけど、きっと有名なメーカーなんだろう。95ドル。
ミルク容れにこの値段は出せないな。だってコーヒーにミルク入れないし(笑)。
でもこの形って昔から存在したのね、値段よりそのことのほうが驚き。
こちらはWEDGWOOD(右)。1930年くらいだったかな。
65ドル。
↓ちょっと笑えた↓
鮭を捕まえた熊の木彫り。今や日本では北海道土産の伝説ともなった感も・・。
家にもあります!とか、実家とかおばあちゃん家に置いてあるのを見た!とか、
日本の家庭では馴染みの品じゃあなかろうか。
なんとーーーーーー550ドル。へっ?
日本でかき集めて、どなたか一緒にAnnexで売ってみませんか(笑)?
「The Garage Antique Show」に移動。
Annexの会場の道を挟んだ反対側の道を入ったところにあります。
こちらも駐車場だった場所を利用したフリマですが、屋根があるので(屋内)
雨の時はこちら。(と、前出の日本人男性に教えていただきました)
一目ぼれしたお皿(小皿)。
1860年頃。イギリスの、とあるメーカーが造った「ニュージャパン」というシリーズものらしいということ。イギリスから見た当時の日本をイメージして造ったんだろうか。。とか色々な想像が膨らみます。でも1860年というと微妙に明治時代の前なんだよね。うーんどうなんだろ。
でも「騙された!」といえるほどの金額じゃないしな(笑)、買わなきゃ後悔するぞーという声が聞こえたので買いました。一応もう少し安くして♪って言ってみましたが、値下げには応じない、バラでも売らないということで、6枚で75ドル。
でも急な現金の持ち合わせはない上、明後日帰るので現金自体がもう残りわずか。
銀行に走っていって下ろそうと思ったら「・・・Please try again later」とかいうメッセージが出て下ろせない。
えーー、こんな時に限って使えないってどういうこと〜〜!!でも現金でしか買えないし。。くやしいけど仕方がないので、クレジットカードからキャッシング。
こういうことがあると、最初から現金を大目に持っていったほうがいいとか、やっぱり国際ャッシュカードは2枚持ってなきゃ不安かもと考えてしまいます。
裏がわ。
現在の陶器よりはるかに軽く、叩いてみた時の音も違います。
ニュージャパンの後ろに、薄くなにやら別の刻印らしきものが見えます。
それ以外は謎(笑)
ほんとはクズかもしれない、いや結構面白いもの買ったかも、とかきっとそんな想像してる時が面白いのかなーと、アンティークにはまる人の気持ちがなんとなく分かったような?